マリオカートワールドが発売された。Switch2は同梱版だったのでバンドルされていたんだけど、プレイしたから感想を記事にすることにする。

現在のプレイ状況

現在のプレイ状況はカートはすべて開放済み。キャラクター、コスチュームの開放はまだという状況だ。グランプリとサバイバルの50㏄と100cc、150㏄はプレイ済みでミラーの開放はされている。
悪いところ
まずはダメな点から語っていく。
24台レースは微妙

結論から言うと目玉の一つの24台レースは微妙だった。個人的にも面白くなるかなと思っていたんだけどバランス調整がうまくなされていないという印象だった。
一発逆転がない

というのも8DXまでは12台だったんだけどその時はアイテムによる一発逆転が可能だった。キラーなどのアイテムによって12位から一気に3位になったりすることができるんだ。
一方、24台もいるとキラーを使っても10位前後にしかならない。アイテムによる一発逆転というマリオカートの良さが減ったという印象だ。
上の画像の時は8位でキラーが終わった。
隊列が長くなる
そして弊害として隊列が長くなるという問題もある。どうしても10位前後は強力なアイテムもあり、団子になりやすい。アイテムを双方が使いあっているためだ。一方、1位は逃げることができ、1位から6位くらいまでのトップ集団ができやすい。
こうなると1周で下位から1位になることができず、まるで順位を上げるのが難しい実際のレースのようだ。
コスチュームの格差

コスチュームという様々な格好をしたキャラクターを使うことができるんだけど、キャラクターによって種類の差が激しい。5個もあるキャラクターもいればドンキーコングのようにメインキャラクターでも1つしかないキャラクターもいる。
コスチュームの格差はアップデートで解決してほしい。
フリーランは微妙

結論から言うとフリーランは微妙だった。
オープンワールドのレースゲームはある為、そのようなゲームを研究して欲しかったように思う。
カスタム要素がない

というのもカートのカスタム要素がないんだ。
ほかのオープンワールドのゲームではクルマをカスタマイズすることができ、あたかも自分のクルマでドライブというものを疑似体験できる。一方、マリオカートワールドではカスタマイズができないため、そのような楽しみ方はない。8DXではできていたカスタムがないのはもったいないと思った。
フリーランは飽きそう
フリーランなんだけどPスイッチのミッションやハテナブロック、ピーチコインなどのやり込み要素がある。
Pスイッチは自然にドライブ中に見つけることができるんだけど、ハテナブロック、ピーチコインは見つけ難くプレイヤーに探させることをしてしまっているように感じた。自然に誘導できていないという印象だった。
フリーランのマップが分かりにくい

フリーランのマップの詳細がわかりにくいんだ。というのも全体マップではどこにどのコースがあるかしかわからず、お気に入りのスポットなどがあってもピンを指すことができず、場所を覚える必要がある。スポットのシェアも難しい。この辺りからもフリーランはあくまでもおまけの位置付けなのかと思った。
フリーランで画面酔いする

俺が画面酔いに弱いっていうのもあるんだけどめちゃくちゃ酔いやすい。
というのもフリーランでピーチコインやはてなブロックを探す際に小さかったり、地面に存在するからキャラクターや視点をぐるぐるする必要があるんだ。そうするとあら不思議。めちゃくちゃ簡単に酔える。
フリーランでコースアウトする

「ロゼッタてんもんだい」なんかが代表的なんだけどフリーランなのにコースアウトする。「何を言ってんだ?こいつ」と思われるかもしれないけど本当。
例えばここの外壁は乗れそうなので飛んでみたんだけど普通にコースアウトした。
飛んで見ると

ジュゲムに釣られる図

フリーランでは様々なところに行けるのが魅力なんだけど、このような仕様は残念だと思った。
ということでフリーランはミラー開放用のノルマを達成したのち辞めた。
良いところ
ここまでダメな部分を語っていたんだけど次は良い点を語っていく。
魅力的なキャラクターたち

今までのマリオシリーズの敵キャラだけでなく、マリオカートに登場したお邪魔キャラまで登場している。ネット上でもウシが大人気。
一方、今までに登場したキャラクター全てが登場しているわけではないのでアップデートで追加されるのかは気になる。
グランプリのコースの移り変わり

グランプリではコースからコースへ移動することで今までのレースと違った側面を見せる。コースの継ぎ目がうまく作られており、移り変わりを楽しめる。
キャノンボールというアメリカ横断する映画にもなったイベントがあったんだけどそれのような体験ができる。マリオカートの世界を旅するというのは楽しい。
サバイバルが面白い

サバイバルは今までのマリオカートの中で一番長いレースをすることができる。グランプリよりも更にオープンワールドを体感することができる。
レースの区切りのポイントにはチェックポイントがあり、4台ずつ脱落するため緊張感があっていい。
トゲゾー甲羅などのアイテムがあるためすべてのチェックポイントで1位を取るのは至難の業だ。
VSが面白い

今までのマリオカートのようにコースを周回したいという意見にはVSモードが対応する。またグランプリやサバイバルとは違ったコースからコースへの移動もできるため面白い。一方、アイテム設定など過去の作品にあった設定がなくなっているのは残念だ。
様々な顔を見せるコース
これらから分かるように今までのコースを周回するレースではコース数がボリュームとなっていたが、同じコースでもコースから出る場合と入る場合では違った顔見せるなどと面白い。
150ccの難しさ

今までのマリオカートでは150ccの難易度が低く、うまくなればなるほど楽しめないものだった。そのためインターネット対戦に移行するんだけど、今回の150ccは難しい。アイテム運やミスなどで簡単に順位が下がるようになっている。
アイテムや落下の復帰の速さ
今作は24台のレースのため、アイテムによる転倒などで復帰が遅いとすぐに順位が下がってしまう。そのあたりもしっかり考えてられており、キラーの接触による転倒がなかったり、サンダーの小さくなる時間が短くされていたりとバランス調整がなされている。
インターネット対戦がメイン

グランプリやサバイバルでは150ccのみをクリアすればすべてクリア扱いとなる。
また、隠し要素がグランプリを一度クリアすれば開放され、その他のキャラクターやカートはオンラインでも開放出来ることからもオンラインがメインであるという印象だ。
まとめ

マリオカートシリーズは8DXで一旦完成しており、コースやキャラクターの追加のみで新作としてリリースをすることはできない。そこでオープンワールド化という今までの路線とは違った進化をしたのがマリオカートワールドだ。
フリーランの内容の少なさなどの問題点もあるが総評としてはいいゲームなっている。しかし、24台レースの部分はもう少し煮詰める必要があるだろうと思った。また、サバイバルのコースを自由に作れると良かったといった改善点やオープンワールドのためコースの増加を期待できないなどの点もある。
マリオカートワールドは3Dマリオのように新たな標準となることができるのか注目したい。
気になった点
また、TVモードでプレイしていたのだが本体温度は結構高い印象だった。6月の室温26℃でプレイしてたにもかかわらずだ。夏場はエアコンが必須かもしれない。そしてマリオカートワールド自体が結構重いゲームなのかもしれない。この辺りは最適化やアップデートで改善するかもしれないが少し気になった。