Switch 2は日本人は買えるとか記事を出したんだけど結構厳しそう。完璧に予想を外した。
予想記事はこちら
少なくとも発売すぐに手に入れることは難しいと思ったから記事にしてみる。
Switch2の初年度の計画

まずはSwitch2の生産計画について話すことにする。いくら売ろうと思ってもモノがなければ売ることができないからだ。初年度の計画台数は1,500万台だ。
これは先代のSwitchの初年度の販売台数が1,500万台なので同じ台数が用意されている。Switchの発売当初は現在の盛り上がりとは明らかに差があった。それでも当日購入することは難しかったようだ。
よって、Switch 2は値段が高くなったため売れ行きが下がるのではと思ったが、盛り上がり方はコロナ禍のSwitchと似ていると思う。コロナ禍では2883万台を売り上げているんだ。足りない。
これは任天堂の信頼によるものだろう。Switchでのユーザー体験をSwitch 2でも期待されているという評価の裏付けだと思う。
日本ではどうなのか
Switch自体は世界で1億5000万台以上出荷されており、 日本で3,500万台以上も売れている。つまり日本の出荷台数の割合は23%だ。
つまり初年度の計画台数である1,500万台の内、たとえ25%が日本に出荷されても350万台にしかならない。これはswitch全体の需要のうち10%しか満たせない。
実際には故障による複数台の所有や発売すぐ手に入れなくても良い人はいるが、少なく見積もっても20人に1人は1年間手に入れられないという計算だ。
マイニンテンドーストアの応募数が220万だから1年間であれば需要が満たせる計算だ。とは言ってもゲーム機は子供のおもちゃでもある。クリスマス商戦を考えると明らかに在庫が足りないと思う。
なぜここまで人気なのか

次はなぜ人気なのかについて考察していく。
Switch2は転売できる
Switch2はいらなくなっても実質損せずに転売できるからとりあえず応募した層がかなりいると思う。転売価格が低ければ遊べばいいし転売価格が高ければ売る。後で在庫が増えた頃にまた買えばいいだけなんだ。
Switchの値下がりがなかった
任天堂のゲーム機は発売数年後に値下げが行われるんだけど、Switchは全くされなかった。3DSは発売すぐに値下げがあったし、WiiUも直接的な値下げはなかったものの、ソフトが付いてくるという実質値下げがあった。ということで値下げが期待できないという要因もあると思う。つまりいつ買っても価値は同じ。なら早く買おうという考えである。
PS5とXboxの値上げ

XboxはSeries X が54,978円が8万7980円にSeries Sが32,978円が6万7480円となった。
PS5は54,978円から79,980円となっており、2機種ともに大幅な値上げとなっているんだ。これまでハードが発売され年数が経てば値下げがあったんだけどここ最近は値上げが続いている。
というのも最近は半導体の微細化による値下げが期待できないからなんだ。半導体は1つのウェハー (ロット)から取り出せる数で単価が決まる。今までは取り出せる数が増えることで値下げができていたんだけど、現在は微細化による増加がほとんど見込めないためコストが下げられない。
しかも微細化によって製造に求められるクオリティが上がるため、逆にコストが上がるというような状態だ。生産コストや材料コスト、物流コストなどの世界的な物価上昇の影響を受けて価格を上げざる負えない状況となっているんだ。
もしかしたら値上げがあるかもという不安がより消費を過熱させた。
複数応募した人数が多い

俺も7つの店で応募した。そのうち当たったのは1つだけ、同じようなことをしている人間は多く、複数当選している人間も多いと思う。
実は購入金額など実は転売ヤーが有利となる点が多く、転売ヤー対策としては不十分だった。一つの家電量販店で家電を購入することはあれど、複数店舗で条件を満たすことは少なく、さまざまな店舗を使うオタクか転売ヤーが条件を満たした。
条件の緩い店は戦略ミス
上記のことからも分かるように条件が緩いところはそもそも競争率が高く、あまり利用していないユーザーが応募できるのでリピーターに優先すべきだったと思うので失敗だと思った。
なぜなら「Switch2が当たったからこの店をこれからは利用する」となるケースは少数だと思うからなんだ。
それよりも既存のユーザーを大切にする方が重要だと感じた。
まとめ

つまり、Switch2は単純に需要と供給のバランスを考えると今は著しく需要が上回っているため手に入れることができないという状況であるに過ぎない。そして需要の上昇には昨今のゲームハードを取り巻く状況が影響しており、転売ヤーがいなくなったからといってすぐに手に入れるわけではない。誰もが欲しいというだけだ。
実際、「来年に手に入れることができたらいい」という意見もネット上には存在する。しかし、そのような人も抽選が当たれば購入するだろう。
1年は難しいかも
抽選も申し込まずに普通に購入できるのは来年でも難しそう。ということで欲しい人は抽選に応募すべきなんだ。もし複数当選しても買わなければいいだけだ。
転売価格で買うのはあり
現在フリマサイトでは、マリオカート同梱版が70,000円前後で売られている。この値段は高いとは言えないんだ。なぜなら本体価格が49,980円のため、マリオカートを購入すると8,980円プラスの58,960円。たった1万円を追加で出せば確実に手に入るためむしろ安いと言える。早期購入という付加価値 に1万円出せるかが人によって異なると思う。俺は買わない。