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iPhone 16eについて解説【日本以外の事情】

スマホ

ネット上ではiPhone 16eを販売する意味を問う意見が多い。

日本では99,800円とiPhone 16の124,800円と25,000円しか違わない。よってiPhone16を買うべきだという意見が大多数なんだけど、なぜ出したのか考察する。

Appleの戦略

今の時代、スマホの違いがなさすぎるせいでスマホ業界は差別化に苦労している。Googleのpixelではpixel Proとpixel 無印、pixel aがあるんだけど、Proかaシリーズを買うべきであると言う意見が一般的なんだ。AppleもiPhone 16とiPhone 16eを差別化するのは苦労したと思う。

コモディティ化が著しい

というのもiPhoneが登場から17年も経ち、大半のスマホがカメラ性能も高く実用的なスペックとなってきた。よって差別化が難しく、違いがメーカーやブランドくらいになってきた。

カメラはイメージセンサーの物理的なサイズから進化はもう限界となっている。だから苦肉の策としてシングルカメラにして差別化を図った。

囲い込みに成功

Appleの強いところはiPhoneが登場して以来、常に最高のスマホであり続けたことだ。その間で築き上げたブランド価値は膨大だ。ずっとiPhoneユーザーの人も多く、囲い込みに成功している。

他社の値上げも貢献

最近はGoogleや中華端末各社も半導体の値上げによるSoCの高騰によって販売価格を上げる必要があった。

一方でiPhoneは価格を変更しないで販売し続けている。よってiPhoneに戻ってきた人も多いだろう。

Appleはグローバル企業である

この手の話題だと日本だけの状況を判断して語りがちなんだけどAppleはグローバル企業なんだ。だからグローバル視点で語らなければならない。

iPhoneを国民全員が持てる日本は異常

はっきり言って10万円の高級端末を国民全員が持てる日本は異常なんだ。

キャリアの販促によって1円で2年間借りられるからバイトの学生も小学生や中学生だって持てる。

その他の先進国

じゃあ他の国ではどうかというと先進国ではiPhoneを持つ人は多い。具体的な例としてはアメリカ、イギリス、オーストラリア、スイス、北欧三国などは約50%がiPhoneユーザーだ。
しかし、高級な贅沢品であることには変わらない。なぜなら日本のような販売方法ではなく本体の購入が必要だからだ。

iPhoneは先進国でもブランドなんだ。

途上国はProが売れる

途上国に限ってはiPhone率は低いんだけど、Proが売れるという歪な構造になっている。一般の労働者階級がiPhoneを買えないのに対して富裕層はProを選ぶからだ。

例えば、ベトナムでは初日の販売数の60~85%がProモデルだという。しかし、ベトナム人がiPhoneのProモデルを買うには平均給与の約3ヶ月分が必要だ。

お金持ちには高くても構わない

今まで語ったようにiPhoneを国民全員が買える日本が異常なのであって、その他の国では買えない。

特に途上国では買える人間は比較的お金持ちであり、Proシリーズが売れる。お金持ちにとってはProと無印の値段差は気にならないんだ

iPhone 16eをなぜ出したのか

599ドルであるiPhone 16eなら手が届くという人も世界には多い。なぜならiPhone 16の799ドルとの差である200ドルの価値は大きいからだ。200ドルで1ヶ月ほど生活できる国も存在する。

そして、iPhone 16eによって購買層が広がると将来の投資となる。その人がもっと豊かになればiPhoneの上位機種が選ばれる可能性が増えるからだ。

日本価格は為替の影響

日本の価格は為替の影響をモロに受けている。安く販売すると海外に転売されるからだ。

苦肉の策として国内向けにはキャリアが早速1円で販売している。

考察

俺の考察として、現状では通常版である無印のiPhoneシリーズがProの廉価版のようになってしまっていると考える。

そこでiPhone 16eを出すことで松竹梅というグレードとなり、通常版のiPhoneのブランドイメージを高める目的があると感じた。

iPhone 16eを発売することで売りたいのはもしかしたら通常版iPhone 16なのかもしれない。

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