
テスラが日本向けモデルXとモデルSを3月31日に販売終了することを発表した。
今回のモデルYはそのまま発売継続されるが、新型が登場することが1月10日に告知された。
既に旧型となってしまったが2025最初の通常版トミカとして発売されたこのモデルはどうなのかレビューする。
テスラ モデルYについて

テスラにとって5番目の車であり、クロスオーバーSUVだ。500万円から600万円と値段としては特別高いわけではないがモデルYは利益率が高いモデルとなっているらしい。
ちなみに電気自動車特有の高い加速性能を持っており、時速100 kmまで3.7秒というスポーツカー顔負けの動力性能を持つ。
レビュー


テスラのボディをうまく再現している。サイドのプレスラインは素晴らしい。
しかし、フロントフェンダー後ろのカメラは実車は黒色となっているが塗られていない。

テールランプやテスラのマークがきちんと再現されている。しかし、ナンバー灯付近に塗料飛びが見られる。この辺りの品質管理の甘さは健在だ。

斜め後ろから見るとセダンの形をしており、クロスオーバーSUVであることがわかる。

フロントはテスラ特有のグリルのないデザインを正しく表現している。
また、デイライト部分のスモークもしっかり再現されている

実車ではバンパーグリルやフロントカメラ周辺は黒く塗装されているがトミカでは省略されている。

実車のフロント周り。トミカでは黒い塗装がなされていないのでどうしてもおもちゃ感が出てしまう。

給油口ではなく充電口はテールランプ側面が開閉する。そのため、ボディラインが美しい。

実車の給電口。プラグの小ささを活かした考えられたデザインだ。

ルーフは黒色。グラスルーフを再現しようとしているのだろうか。強度の問題もあるが再現度としては大きく減点ポイントだ。また、内装は白を基調としたデザインとなっているが再現されていない。残念だという印象を受けた。しかし、トミカプレミアムでなければコスト的に難しいという側面もある。

実車はCR-Xを思い出させる大きなグラスルーフ。
まとめ

ボディのプレスラインなどの再現は高くテールランプまでしっかり再現されているミニカーのため、フロント周辺が黒色で塗り分けられていないのは残念だ。というのもこの辺りをしっかり再現することによって、おもちゃからミニカーへと変化すると思うからだ。コストを減らすことを意識しすぎていると思う。
グラスルーフは再現して欲しかったが強度とトレードオフ。採用しないことでおもちゃとしての安全性を取った。トミカという枠では仕方ないと思うがコレクターとしては頑張ってほしいところだと言える。
細かいところで痒い所に手の届かない、詰めの甘いモデルという印象を受けた。

一方、同じくテスラモデルYを発売しているホットウィールではグラスルーフを再現している。ミニカーとしてはカッコよさを重視し、デフォルメが強いホットウィール特有の再現度の高さを誇っている。
テスラはあまり人気がないため、まだ店頭に残っている可能性も高い。
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