2024年10月のトミカのトライトンのレビューだ。こちらは余っていたので、比較的手に入りやすいだろう。
トライトンはピックアップトラックでつまり働くクルマだ。ライバルにはトヨタのハイラックスが存在するんだけど、今回トミカでライバル2台が揃い踏みになった形である。
トライトンの詳細
トライトンは2005年から販売された比較的新しい車種だ。そして、世界各地で利用されているんだけど、以外にもアメリカには販売していない。初代と今回ミニカーとなった3代目は日本で販売されたが2代目は販売されていない。理由は売れ行きが悪かったからなんだけれど、ハイラックスの売れ行きが好調なため販売を再開した形だ。ちなみに日本仕様はタイ製なんだけれどそれはハイラックスと同じだ。
カラーリングについて
初回カラーはレッドソリッド。通常版はブレードシルバーメタリック。
モデル化されたグレードはGLSなんだけれど、通常版はGSRのヤマブキオレンジメタリックが良かった。というのもトライトンの商品ページでも使われている象徴的なイメージカラーだからだ。
初回特別仕様のレッドのレビュー
今回購入した初回特別仕様が塗装の状態が悪かった。交換してもらう予定なんだけれど、そのことを留保して欲しい。
初回特別仕様は他の三菱のラリーカーを連想させる赤色だ。
給油口が大きいんだけど実車も同じ。
メッキホイールでも良かったと思う。純正ホイールはシルバーだからだ。
ハンドル周りの造形がいい。ドアが開けられないのが残念だ。
リアウインドウは黒塗り。クリアウインドウパーツにするのは強度的に厳しいのかもしれない。
グレードロゴはなし。右側が寂しいので欲しかった。
屋根とドアに塗装汚れがあり、黒のまだら模様になっている。
通常版のシルバーのレビュー
通常版、シルバーのカラーリングは商用車を連想させる。
シルバーのボディに黒のホイールだと、鉄チンホイールのようで更に商用車感がある。
三菱のロゴはあるが見づらい。
フロントのメッキの装飾はシルバーにしっかりと塗装されている。
シルバーだとよくわかるが荷台や屋根のモールドの再現度も高い。燃料ラインのモールドもよい。
1/70だった。このクルマは5m30cmとかなり全長が長い。その分小さい縮尺となっている。
商用車感のある地味なクルマだという印象を受けた。
通常版と初回特別仕様の比較
2台を同時にみる。どちらも同じグレードなのが少し残念だ。
赤の印象がやはり良いと感じる。売れ行きを考えると逆のほうが良かったのではないかと思う。
初代との比較
初代と比較だけど通常版がなかったのでJAF仕様で比較する。赤色灯が付いているが気にしないでほしい。
初代の丸いボディも相まって小さく見える。
横から見ても小さい。
後ろから。ボディ形状だけでなくサイズも小さいことがわかる。
全長は同じ。ここで「あれサイズ大きくなってなかったっけ?」と思った人は正しい。実車は初代が 5,185mm、3代目が5,320㎜と20cmも違う。
つまり縮尺が違うという話。1/70と1/66となっており、結構違う。つまり初代が小さいわけではなく3代目が大きすぎるだけだった。
まとめ
トミカとして一番上のグレードがモデル化されなかったのは少し驚きだ。初代のJAF仕様のように働くクルマのバージョンが出るかもしれない。個人的にはオレンジ色が良かったと思った点や初回と通常版が反対の色だったらよかったと感じた点、ホイールがメッキならよかったと感じた点が気になった。タカラトミーにどのような意図があったのか気になる一台だった。