
題名からすでに夢グループに怒られそうなんだけれど、夢グループの商品について注意喚起の記事である。そう言うと「お前夢グループの商品買ったのか」と思われるかもしれないけど俺が買ったわけではないんだ。その辺りの経緯から説明する。
買ったのは祖母と祖父。
買ったのは俺のおじいちゃんとおばあちゃん。幸いにも存命しているし、元気で体を動かしているので俺よりも健康的な生活を送っている。そんな2人だから自転車にも乗る。
高齢者は事故よりも転倒の危険
高齢者は自転車事故よりも転倒する可能性が高い。運動能力や平衡感覚の低下などによってバランスが取れなくなるからヘルメットが重要なんだ。
だからヘルメットを欲しがっていたのは知っていたんだけれど、そこを付け込まれたという話。
夢グループは出張販売をしている
夢グループはその特徴的なテレビCMで有名になったんだけど、通販の会社なんだ。その他にも出張販売もしていて、公益施設やショッピングモールなどで即売会をやっているんだ。
販売員におすすめされると判断が鈍る。
そもそも訪問販売とかがなくならないのが相手に断りにくいからなんだ。断るのは申し訳ないという心理を利用しているんだけど、即売会も同じで販売員におすすめされると断りにくい。だから通信販売よりもいらないものを買いがち。
実際、俺もスマホキャリアの出張販売イベントで契約しそうになった。キャリア変更したばっかりなのに。
ヘルメットのレビュー

表面は合皮に覆われている。本人が言うには雨の日に使える穴の空いていないヘルメットが欲しかったそうだ。言えば代わりにネットで買ったのに。

後部は反射用のリフレクターが取り付けられている。夜の視認性が考慮されている。

頭部が接する部分は通気性の良さそうなメッシュ素材でできている。空気の通る穴はないが蒸れにくい工夫はされている。

薄いプラスチックの裏側には何もなし。高いヘルメットは発泡スチロールのような衝撃吸収素材が使われていることが多い。

ヘルメットの厚さはペラペラ。これで頭部を保護することは難しいと思う。無いよりはマシだが事故などの衝撃ではあまり意味をなさないと思う。

説明書にはご丁寧に”本製品はPSC/SG規格ではございません。”の文字。確信犯だ(誤用)。
SGマークとは一般財団法人製品安全協会の定める安全基準を満たしたことを証明するマークだ。これがあれば一定の品質は担保されている。
夢グループ商品の実態

基本的に夢グループの商品はネットで売られているノーブランドの中華製品を夢グループブランドとして売っているというわけ。
つまり、基本的には仕入れて販売している。輸入代理店のようなものだ。
夢グループの商品は怪しい中華製
実際にアリエクスプレスで同じような製品を見つけた。890円と1,000円以下だ。

夢グループの商品は一見安い
だから夢グループの商品は安い。安いんだけれどそれは性能も値段なりなんだ。つまり安かろう悪かろうという話。実際、一般的なヘルメットが6000円以上するところ2500円だった。
高いものは基本的に良い
残念ながら良いモノは高いことが多い。確かに詐欺みたいな製品もあるんだけど基本的には高いものは様々な機能が含まれていて高性能。
必要な機能を判別するにはそれなりの目利きが必要だし、後でやっぱり必要になると買い直す必要がある。それならば全部入りの高い製品を選べば大きな失敗はしない。
高齢者には調べる手段がない。

祖母もスマホは持っているんだけど検索する習慣がないんだ。だから商品レビューなんて見ないし、競合製品も知らない。つまり良し悪しがわからない。
完璧な情弱搾取
言い方は悪いんだけど完璧な情弱搾取でしかないんだ。だから夢グループの製品を「こんなものか」で妥協してしまうし、競合他社の本当に良いものであっても二の足を踏む経験となる。だから俺は夢グループの製品はひどいと思うし、このようなビジネスモデルは無くなるべきだと思う。
夢グループの教訓は知らないことは罪であり、情報弱者になってはいけないということだ。
この記事も夢グループの顧客ターゲットには届かない。しかし、他者が教えることでこの記事を届けることができる。だから俺の失敗談を参考にして親などに教えることでほかの商品を勧めてもらいたい。